営業前にHPを見てもらうべき理由

大学生起業家が営業でつまずく場面には、ある共通点があります。
それは、**「初対面の説明に全力を使いすぎてしまうこと」**です。

  • 自己紹介に時間を取られる
  • 何をやっている人なのかを一から説明する
  • なぜその事業をやっているのかを語る
  • 商品やサービスの概要を長々と話す

結果として、肝心の「相手の話を聞く時間」がほとんど残らない。
これは、大学生起業の営業で非常によくある失敗パターンです。

この問題を一気に解決してくれるのが、
**「営業前にHPを見てもらう」**という行動です。

営業前にHPを見てもらう=ズルではない

まず最初に伝えておきたいのは、
営業前にHPを見てもらうことは、ズルでも手抜きでもないということです。

むしろこれは、
相手の時間を大切にし、自分の営業を成功させるための
極めて合理的な準備です。

社会人や経営者ほど、
「事前に資料を見てきてほしい」
「概要は事前に共有してほしい」
と考えています。

大学生がそれをやると、
「しっかりしているな」
「ちゃんと準備しているな」
と好印象になることの方が圧倒的に多いのです。

HPは「説明の代わり」ではなく「前提条件」

大学生がよく勘違いするのが、
「HP=説明用の資料」だと思ってしまうことです。

実際には、HPの役割は説明ではありません。
前提条件を揃えるためのツールです。

営業前にHPを見てもらうことで、次のような状態を作れます。

  • 何をやっている人か分かっている
  • どんな想いで起業しているか知っている
  • どんな価値観を大事にしているか理解している
  • どんな人向けの事業か把握している

この状態で営業に入れるかどうかで、
会話の質はまったく別物になります。

「大学生起業家」という不利をHPが中和してくれる

大学生起業家が営業で不利になりやすい理由の一つが、
年齢・実績・肩書きです。

初対面の場では、どうしてもこう見られがちです。

「大学生か…」
「まだ経験少なそうだな」
「大丈夫かな?」

ここで必死に口頭で説明しようとすると、
どうしても「弁解」や「言い訳」に聞こえてしまいます。

しかし、HPを事前に見てもらっていると、状況は一変します。

  • 考え方が整理されている
  • 言語化できている
  • 真剣に取り組んでいる

これが、会う前に伝わっているのです。

営業は、会った瞬間から始まっているのではありません。
HPを開いた瞬間から始まっています。

HPを見てもらうと「売り込み」が不要になる

営業が苦手な大学生ほど、
「売り込まなきゃ」と思いすぎています。

しかし、営業前にHPを見てもらっていると、
売り込む必要はほぼなくなります。

なぜなら、相手はすでに、

  • 興味がある
  • 少なくとも拒否していない
  • 話を聞く準備ができている

この状態で会ってくれているからです。

営業前にHPを見てもらわずに会う場合、
相手の頭の中は「?」だらけです。

「今日は何の話だっけ?」
「何を売られるんだろう?」
「時間取ったけど、意味あるかな?」

この状態からスタートする営業は、
どうしても警戒心が強くなります。

HPは「営業フィルター」になる

営業前にHPを見てもらうことには、
もう一つ重要な役割があります。

それは、相手を選別できることです。

HPを見て、

  • 興味を持ってくれる人
  • 価値観に共感してくれる人
  • 「一度話してみたい」と思ってくれる人

こうした人だけが、次のステップに進みます。

一方で、

  • 合わない
  • 興味がない
  • 価値を感じない

そう感じた人は、自然と離れていきます。

これは、大学生起業にとって非常に重要です。
なぜなら、無理に合わない人と営業する必要がなくなるからです。

営業前にHPを見せない大学生ほど、疲弊する

営業前にHPを見せずに動いている大学生ほど、
次のような状態に陥りやすくなります。

  • 毎回同じ説明を繰り返す
  • 手応えがない
  • 断られる理由が分からない
  • 自信が削られる

これは、能力不足ではありません。
準備不足です。

HPという「土台」がない状態で営業をすると、
すべてを対面でカバーしなければならなくなります。

それは、大学生にとってあまりにも負荷が大きい営業です。

HPを見てもらった後の営業は「対話」になる

営業前にHPを見てもらっていると、
営業の空気は驚くほど変わります。

  • 「HPに書いてあった〇〇、面白いですね」
  • 「あの考え方、共感しました」
  • 「ここ、もう少し詳しく聞きたいです」

この時点で、
営業は「説明」ではなく「対話」に変わっています。

大学生起業において、
対話ができる営業ほど強いものはありません。

HPは「沈黙の営業マン」

HPは、あなたが話していない時間にも働いてくれます。

  • 夜中
  • 授業中
  • 移動中
  • 寝ている間

HPはずっと、あなたの考え方や価値を伝え続けています。

大学生起業において、
時間と体力は最大の制約です。

だからこそ、
HPという沈黙の営業マンを先に動かす
この発想が重要になります。

営業前にHPを見てもらうことは、逃げではない

最後に、これだけは強く伝えておきます。

営業前にHPを見てもらうことは、
営業から逃げているのではありません。

むしろ、

  • 相手の時間を尊重し
  • 自分の価値を整理し
  • 本当に必要な会話に集中する

ための、最も誠実な営業準備です。

大学生起業において、
いきなり会って、いきなり売る必要はありません。

まずは知ってもらう。
考え方を伝える。
価値観を共有する。

そのための場所が、HPです。

営業前にHPを見てもらえる大学生ほど、
営業は軽くなり、
断られる理由も明確になり、
起業は一歩ずつ前に進んでいきます。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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