起業について調べていると、必ずぶつかる壁があります。
- 補助金・助成金が多すぎる
- 名前が似ていて違いが分からない
- 自分が対象なのか判断できない
結果として、多くの大学生はこうなります。「よく分からないし、今はいいや」これは、とてももったいない状態です。
なぜなら、起業初期こそ「使いやすい補助金・助成金」が存在するからです。ただし重要なのは、
“金額が大きいもの”ではなく、“起業初期のフェーズに合っているもの”を選ぶこと。
ここでは、起業初期で実際に検討されやすく、相性が良い補助金・助成金を5つのタイプに分けて紹介します。
※あえて制度名ではなく「タイプ」で紹介します。
理由は、地域・年度で名前や条件が変わっても、考え方は変わらないからです。起業を検討している方は是非読んでみて下さい。
第1位|創業・スタートアップ支援型補助金
なぜ起業初期で一番使われやすいのか?
起業初期で最も王道なのが、「創業・スタートアップ」を明確に対象にした補助金です。このタイプは最初から、
- 起業前
- 創業直後
- 実績が少ない人
を想定して設計されています。そのため、
- 売上ゼロでも応募可能
- 実績がなくても問題になりにくい
- 大学生起業とも相性が良い
という特徴があります。
どんな用途に使われやすい?
- 事業立ち上げに必要な初期費用
- HP・LP制作
- 広告・広報費
- 試作・テスト導入
「これから始めるための投資」に使えるケースが多いのが特徴です。
注意点
- 事業計画の完成度は見られる
- 「やりたい」だけでは弱い
- 後払いが原則
起業初期でも、“本気でやる意思があるか”はしっかり見られます。
第2位|若者・大学生・UIターン向け支援金
大学生と相性がいい理由
このタイプは、
- 年齢制限がある
- 大学生・若者を明確に対象にしている
という点で、大学生起業にとって非常に分かりやすい支援制度です。
- 若者に挑戦してほしい
- 地域に新しい担い手を増やしたい
という目的で作られています。
どんな特徴がある?
- 比較的少額〜中額
- 起業前後どちらも対象になることが多い
- 伴走支援(相談・メンタリング)が付く場合もある
「お金だけ」ではなく、環境ごと支援してくれるケースが多いのが特徴です。
注意点
- 地域限定の場合が多い
- 定住・活動条件があることも
- 募集時期が短い
「住む場所」「活動拠点」と絡むことが多いので、条件は必ず細かく確認する必要があります。
第3位|実証実験・テストマーケティング型補助金
売上ゼロでも挑戦しやすい理由
起業初期、特に大学生は、
- まだ売れるか分からない
- まず試したい
という段階の人が多いです。このタイプの補助金は、「売れる前提」ではなく「検証する前提」で設計されています。
そのため、
- 売上ゼロ
- 事業化前
- アイデア検証段階
でも応募可能なケースが多いです。
どんな用途に向いている?
- 実証実験
- 試作品開発
- 小規模な社会実装
- フィールドテスト
「本格展開の前段階」に非常に向いています。
注意点
- 成果の定義が重要
- 数値よりプロセスを見られる
- 報告義務がやや多い
研究・検証に近い感覚なので、「何を検証したのか」を言語化できないと厳しいです。
第4位|地域課題・社会課題解決型補助金
なぜ起業初期で使われやすい?
大学生は、
- 地元の課題
- 大学生ならではの視点
- 小さな困りごと
をテーマにするケースが多くあります。このタイプの補助金は、
- すぐに大きな利益が出なくてもOK
- 社会的意義を重視
という特徴があり、起業初期の小さな事業と相性が良いです。
対象になりやすいテーマ例
- 教育
- 子育て
- 環境
- 地域活性
- 福祉・防災
「誰の、どんな困りごとを解決するのか」が明確だと、評価されやすくなります。
注意点
- 収益性だけでは評価されない
- 公益性の説明が必要
- 継続性を見られる
「ビジネス」と「活動」のバランス感覚が重要です。
第5位|小規模事業者向け汎用型補助金
起業初期でも視野に入る理由
名前だけ聞くと、すでに事業が回っている人向けと思われがちですが、起業初期でも条件次第で対象になることがあります。
特徴は、
- 使い道が比較的自由
- 対象経費の幅が広い
という点です。
どんな場面で使われやすい?
- 販路開拓
- 広告
- 設備の一部導入
- 業務効率化
「事業を一段進めるための後押し」として使われるケースが多いです。
注意点
- 売上や活動実績を多少見られる
- 書類の正確さが重要
- 後払い前提
完全なゼロ状態より、少し動き始めた段階の方が向いています。
ベスト5を通して分かる共通点
起業初期に使われやすい補助金・助成金には、共通する特徴があります。
- 金額より「フェーズ重視」
- 売上より「計画・目的」
- 一発逆転ではなく「後押し」
つまり、
補助金は「起業を代わりにやってくれるお金」ではない。「すでに動き始めた人を支えるお金」。
この前提を外さなければ、補助金は決して怪しいものではありません。
大学生がやりがちなNGな選び方
最後に、よくある失敗を整理しておきます。
- 金額が大きいものから探す
- 「もらえそう」だけで選ぶ
- 補助金ありきで事業を考える
この選び方をすると、
- 事業がブレる
- 書類が通らない
- 補助金に振り回される
という結果になりがちです。
まとめ|補助金は「今の自分に合うか」で選ぶ
起業初期に使われやすい補助金・助成金は、確かに存在します。ですが、重要なのは順位ではありません。
- 今の自分はどの段階か
- 何にお金を使いたいのか
- 補助金がなくても進めるか
この3点と照らして、「合うものだけを見る」こと。それができれば、補助金は大学生にとって強力だけど、振り回されない味方になります。頑張って下さいね。応援しています。
