「起業」するのに勉強は必要?

起業を考え始めると、必ず一度はこんな疑問が浮かびます。

「経営学って勉強した方がいいの?」
「MBAとか取らないと起業できない?」
「経営の知識がないと失敗する?」

結論からはっきり言います。大学生が起業するにあたり、“教科書どおりの経営学”は必要ありません。

しかし同時に、

経営学的な「考え方」を知らないまま起業すると、高確率で遠回りします。

この記事では、起業において「学ばなくていい経営学」と「今すぐ身につけるべき経営的思考」
を、現場目線で書いていきますので是非お読み下さい。


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なぜ起業に「経営学が必要そう」に見えるのか

まず、多くの大学生が経営学に不安を感じる理由を整理します。

  • 起業=経営者
  • 経営者=知識が豊富
  • 経営学=難しそう

このイメージが、

「知らない自分は、まだ起業しちゃダメなんじゃないか」

というブレーキになります。ですが現実は真逆です。


経営学を勉強してから起業しようとすると失敗する理由

起業でよくある失敗パターンがあります。

失敗パターン① 勉強が行動の代わりになる

  • 本を読む
  • 動画を見る
  • ノートをまとめる

一見、前に進んでいるようで、実際は何も起きていない状態です。

経営学は本来、

「起きた出来事を、後から整理するための学問」

行動の前に詰め込んでも、使いどころがありません。


失敗パターン② 正解探しにハマる

経営学を学び始めると、

  • 正しい戦略
  • 正しいモデル
  • 成功パターン

を探したくなります。しかし経営の現場には、

最初からの正解は存在しません。

正解を探すほど、決断が遅れ、行動が止まります。


それでも「経営学的な考え方」は必要な理由

では、なぜ経営学の考え方は必要なのか。理由はシンプルです。

行動した後に、ちゃんと“考え直せるか”で結果が変わるから

経営学は、

  • 失敗を減らす
  • 改善を早める
  • 同じミスを繰り返さない

ための整理ツールです。


起業で本当に役立つ経営学的思考①

「作業」と「経営」を分けて考える

多くの人は、最初こうなります。

  • 忙しい
  • やることが多い
  • ずっと作業している

でも売上は増えない。これは、

作業しかしていない状態

です。経営とは、

  • 何をやるか決める
  • 何をやらないか決める
  • 優先順位を決める

こと。この視点がないと、努力は空回りします。


本当に役立つ思考②

「売上が出た理由」を必ず言語化する

売上が出はじめた瞬間、多くの人は安心して止まります。しかし、経営的に重要なのはここです。

  • なぜ売れたのか
  • どこが刺さったのか
  • 誰が決め手だったのか

これを言語化しない限り、

売上は再現できません。

経営学とは、「たまたま」を「再現」に変える視点です。


本当に役立つ思考③

「全部の人に売らない」と決める

起業して間もない人は、

「誰でもいいから売りたい」

という状態になりがちです。ですが経営的に見ると、これは一番危険です。

  • 合わない人
  • 無理な要望
  • トラブルになりやすい人

を引き寄せ、時間も心も削られます。経営とは、選ばない勇気を持つことでもあります。


本当に役立つ思考④

「今月」ではなく「次」を見る

メンタルが不安定になりやすい理由は、

  • 今月の売上
  • 今月の数字

だけを見ているからです。経営的に見るべきは、

  • 来月の相談数
  • 継続の見込み
  • 見込み客の数

売上は、少し遅れて結果として出るもの。ここを理解すると、メンタルも安定します。


本当に役立つ思考⑤

判断を「感情」ではなく「条件」で行う

多くの人は、

  • 不安
  • 焦り
  • 比較

で判断してしまいがちです。経営的な判断は、

  • 条件が揃っているか
  • 今やる理由があるか

で行います。感情は悪くありませんが、判断基準を分けることが重要です。


起業にいらない経営学の代表例

ここで、今は不要な経営学を整理します。

  • 難解なフレームワーク
  • 上場企業の事例研究
  • 大規模組織のマネジメント論

これらは、

売上が安定してからで十分

です。最初は、

  • 売れるか
  • 続くか
  • 再現できるか

これだけでOKです。


経営学は「武器」ではなく「メガネ」

最後に、一番大事な考え方を伝えます。経営学は、

自分を強く見せるための武器ではありません。

経営学は、

現実を正しく見るためのメガネ

です。

  • 何が起きているか
  • なぜそうなったか
  • 次に何を変えるか

これが見えるようになった時、経営は一気に楽になります。


まとめ:大学生起業に必要なのは「全部の経営学」ではない

大学生が起業するにあたり必要なのは、

  • 行動した後に考える力
  • 売上を構造で見る視点
  • 判断を整理する軸

これだけです。

  • 勉強してから起業する必要はない
  • 起業しながら、必要な分だけ学べばいい

経営学は、行動する人のための学問です。まずは小さく動き、その結果を経営的に振り返る。この繰り返しができる人が、起業で一番強い人になります。

そして、まずは色々な情報を集めてみて下さい。色々なビジネスの資料請求ををして見てみる事も1つ。そうすれば、あなたの進むべき道や、ビジネスのアイデアも見えてくるかもしれません。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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