起業がうまくいかない理由を、多くの人はこう考えます。
「行動量が足りなかった」
「才能がなかった」
「もっと勉強すべきだった」
しかし、実際の現場で多い原因は別のところにあります。それは、“努力の前に下している経営判断そのもの”です。
この記事では、大学生の起業で特に多く、しかも本人が「正しいつもり」で選んでしまいがちな失敗しやすい経営判断ワースト5を書いていきます。これを知っているだけで、無駄な遠回りは大きく減らせます。是非読んでみて下さい。
ワースト①「準備が整ってから始めよう」と判断する
起業で最も多い失敗判断が、これです。
「もう少し準備してから始めよう」
「ちゃんと形ができてから動こう」
一見、慎重で賢そうに見えます。しかしこの判断が続くと、どうなるか。
- ずっと準備中
- いつまでもスタートできない
- 現実の反応が得られない
結果として、
一番重要な“経験”が手に入らない
という状態になります。起業で必要なのは、完璧な準備ではありません。動いてから修正できる余白を残す判断です。
ワースト②「みんなに受けそう」を基準にする
次に多いのが、
「多くの人にウケそう」
「ニーズが広そう」
という判断基準です。この考え方の落とし穴は、
- 誰に向けているかが曖昧
- メッセージがぼやける
- 結果、誰にも刺さらない
という状態を生みます。起業では、
狭く深く刺さる判断が圧倒的に強いです。
「みんなに売ろう」という判断は、実は誰にも選ばれない判断になりがちです。
ワースト③「今、儲かりそう」で決める
SNSやYouTubeで、
- 今これが稼げる
- この業界が熱い
という情報を見て、方向転換してしまうケースも非常に多いです。
この判断の問題点は、
- 自分の経験が活きない
- 比較競争に巻き込まれる
- 短期視点になりやすい
という点にあります。起業では、
「続けられるかどうか」の方が、儲かるかどうかより重要
今儲かりそう、という理由だけの判断は、途中で苦しくなり、結果的に撤退しやすくなります。
ワースト④「断られた=間違っていた」と判断する
起業で一度や二度断られると、
「このやり方はダメだ」
「方向性が間違っている」
と判断して、すぐに全部を変えてしまう人がいます。これは、非常にもったいない判断です。
なぜなら、
- 断られるのは普通
- 最初は合わない人の方が多い
からです。一度の反応で全否定する判断は、改善のチャンスを自ら捨てています。必要なのは、
- どこが合わなかったか
- 何が足りなかったか
を見直す判断です。
ワースト⑤「全部自分でやるしかない」と決める
起業では、
「自分がやらないと進まない」
「任せるのはまだ早い」
と考えがちです。確かに最初は正しい判断です。しかし、これをずっと続けると、
- 時間が足りない
- 思考が止まる
- 売上が頭打ちになる
という状態に陥ります。失敗しやすいのは、
「全部自分でやるしかない」と固定してしまう判断
です。
経営とは、
- 手放す
- 任せる
- 仕組みにする
という判断を、適切なタイミングで行うことでもあります。
なぜこれらの判断をしてしまうのか
ここまでのワースト判断には、共通点があります。それは、
「間違えたくない」という気持ち
です。
- 失敗したくない
- 否定されたくない
- 無駄にしたくない
この感情が強いほど、判断は慎重になりすぎ、結果として前に進めなくなります。
失敗しにくい判断基準
一方で、うまくいく起業家は、判断の軸が明確です。
- 正解かどうかより「試せるか」
- 完璧かどうかより「修正できるか」
- 安全かどうかより「学べるか」
この基準で判断するため、
決断が早く、改善も早い
という好循環が生まれます。
失敗判断を避けるためのシンプルなチェック
迷ったときは、次の3つを自分に聞いてください。
- それは「動かない理由」になっていないか
- 小さく試す選択肢は本当にないか
- 失敗しても致命的か
この問いに正直に答えるだけで、多くの失敗判断は避けられます。
まとめ:失敗は「選択」より「判断基準」で決まる
起業で失敗しやすいのは、
- 能力がない人
- 行動しない人
ではありません。判断の基準がズレている人です。今回紹介したワースト5は、
- 準備が整うまで動かない
- みんなに受けようとする
- 今儲かりそうで決める
- 一度の拒否で全否定する
- 全部自分で抱え込む
どれも、「真面目な人ほど選びやすい判断」です。だからこそ、意識的に避ける必要があります。起業は、
正しい判断を積み重ねた人が、最後に勝つ世界
です。一つひとつの判断を、「正解かどうか」ではなく「前に進めるかどうか」で選んでください。その積み重ねが、
失敗を遠ざけ、結果を近づけます。頑張って下さいね。下記も併せて読んでみて下さい。
