大学生の起業でトラブルを防ぐためのビジネスマナー

大学生が起業を始めたばかりの頃、多くの人がこう思っています。

「悪いことをするつもりはない」
「ちゃんとやる気はある」
「誠実に対応しているつもり」

それでも、大学生の起業ではトラブルが起きる人と起きない人がはっきり分かれます。その差を生むのは、スキルや才能ではありません。原因のほとんどは、“最低限のビジネスマナーを知らないこと”です。

この記事では、大学生起業家が知らずにやってしまいがちな行動の中から、トラブルを未然に防ぐために最低限押さえるべきビジネスマナーを、書いていきます。ビジネスマナーは大切ですので、是非読んでみて下さい。


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大学生の起業でも「仕事の世界」に入っている

まず一番大事な認識です。一度でも「仕事」として関わった瞬間、そこは大学生の延長ではなく、ビジネスの世界です。

相手はあなたを、

  • 大学生だから
  • 若いから
  • 初めてだから

という理由で、トラブルを許してくれるわけではありません。見ているのはただ一つ。

「この人と安心して取引できるか」

その判断材料が、日々のマナーや対応です。


トラブルを防ぐ最低限のマナー①

連絡は「早く・分かりやすく」

起業のトラブルで最も多いのが、連絡不足・報告不足です。

  • 返信が遅い
  • 途中経過が分からない
  • 既読スルー

これだけで、相手は強い不安を感じます。重要なのは、完璧な文章ではありません。

「返事がある」「状況が分かる」

これだけで、トラブルの8割は防げます。


マナー②

「後で連絡します」を使わない

「後で連絡します」は、起業における地雷ワードです。

なぜなら、

  • いつなのか分からない
  • 本当に来るか分からない
  • 催促しづらい

という状態を作るからです。正解は、

  • 「本日中にご連絡します」
  • 「○日までに確認します」

期限を必ずセットすること。これだけで、無用な誤解や不信感を防げます。相手の立場に立って考えてみて下さい。


マナー③

分からないことは「その場で確認する」

大学生起業では、分からないことがあるのは当然です。問題なのは、

分からないのに、分かったフリをすること

です。

  • 認識のズレ
  • 成果物のミス
  • 期待外れ

これが重なると、必ずトラブルになります。分からない時は、

「ここは確認させてください」

この一言で十分です。


マナー④

約束は「小さくても守る」

起業で信頼を失う最大の原因は、

  • 納期を守らない
  • 時間を守らない
  • 言ったことを忘れる

といった小さな約束の積み重ねです。相手は、

「この人、大きな仕事も任せられないな」

と判断します。約束は、

  • 守れる範囲で
  • 明確に
  • 無理なら事前に相談

これが基本です。


マナー⑤

修正・指摘を「攻撃」と受け取らない

仕事をしていれば、修正や指摘が入るのは当たり前です。しかし大学生起業家の中には、

  • 落ち込む
  • 言い訳する
  • 感情的になる

人がいます。相手はこう感じます。

「この人、扱いづらいな…」

トラブルの多くは、感情のやり取りから生まれます。修正は、

「より良くするための情報」

として受け取るのが基本です。仕事しずらいと思われたら、仕事はきませんよ。


マナー⑥

自分の都合を優先しすぎない

大学生起業では、

  • 授業
  • バイト
  • サークル

など、事情があるのは当然です。しかし、

相手はそれを前提に仕事をしていません。

  • 自分の都合だけで日程を変える
  • 勝手に判断する

これを繰り返すと、

「一緒にやりづらい人」

になります。調整が必要な場合は、必ず事前相談です。


マナー⑦

お金に関する話を曖昧にしない

トラブルの中で、最もこじれやすいのがお金です。

  • 金額
  • 支払い時期
  • 支払い方法

これを曖昧にしたまま進めると、必ず問題になります。大学生だからこそ、

事前に確認・合意する

この姿勢が重要です。


なぜ最低限のマナーがこれほど重要なのか

大学生の起業では、

  • 実績が少ない
  • 信用がまだない

だからこそ、

マナー=信用そのもの

になります。

スキルが多少足りなくても、

  • 丁寧
  • 誠実
  • 分かりやすい

この対応ができる人は、トラブルになりません。


トラブルが起きない大学生の起業家の共通点

実際にトラブルが少ない大学生起業家には、共通点があります。

  • 相手を不安にさせない
  • 情報を共有する
  • 先回りして説明する

特別なことはしていません。「相手の立場で考える」これだけです。


大学生の起業におけるマナーは「守り」であり「武器」

ビジネスマナーというと、

  • 堅苦しい
  • 面倒
  • 縛られる

と感じるかもしれません。しかし実際は、

トラブルを防ぎ、信頼を積み上げる最短ルート

です。

大学生起業では、マナーができているだけで、他の人と大きな差がつきます。


まとめ:最低限のマナーが、最大のリスク回避になる

起業でトラブルを防ぐために、最低限押さえるべきビジネスマナーは、

  • 連絡をする
  • 期限を伝える
  • 分からないことを確認する
  • 約束を守る
  • 感情的にならない
  • お金を曖昧にしない

どれも、難しいことではありません。しかし、

できていない人が、驚くほど多い

のが現実です。だからこそ、これを守るだけで、大学生の起業におけるトラブルの多くは防げます。スキルや実績より先に、「安心して任せられる人」になること。

それが、起業で長く続く人の、共通点です。マナーに関して、下記も併せて読んでみて下さい。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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