地方在住だからできる「固定費をかけない起業」

起業という言葉を聞くと、多くの大学生はこんなイメージを持ちます。

  • オフィスが必要
  • 初期費用が高そう
  • 毎月お金が出ていきそう

そして地方在住の大学生ほど、こう考えがちです。

「地方だと、なおさら厳しいのでは?」

しかし、起業支援の現場で見ている現実は真逆です。

地方在住の大学生ほど“固定費をかけずに起業する条件”が最初からそろっている

これは精神論ではなく、構造的な事実です。固定費を少なくしていかに経営を継続させていくかが本当に大切です。今回はこの辺りについて書いていきますので、是非ご覧下さい。


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起業初期で一番危険なのは「固定費」

まず、絶対に理解してほしい前提があります。起業初期で最も危険なのは、失敗ではなく固定費です。固定費って何か分かりますか?

固定費とは、

  • 家賃
  • オフィス代
  • 人件費
  • 継続的なサービス利用料

など、売上がゼロでも必ず出ていくお金です。毎月毎月出ていきます。

起業が苦しくなる最大の原因は、

売上がないことではなく、出費が止まらないこと

にあります。


地方在住は「固定費を抑えやすい環境」にいる

地方在住の大学生は、この点で圧倒的に有利です。


① そもそも生活コストが低い

地方では、

  • 家賃が安い
  • 物価が安い
  • 移動コストが低い

結果として、

「生きるための固定費」自体が低い

これは起業において、とてつもないアドバンテージです。

生活費が低い=起業に失敗しても耐えられる期間が長いという意味だからです。たった数か月、たった1年で成功する会社なんてありますか?様々な要因により稀にあると思いますが、そのようなものは奇跡であり、会社が軌道にのるまでにはある程度の年月がかかると思って下さい。


固定費をかけない起業が「現実的」になる理由

地方在住だからこそ、以下の選択が自然に取れます。


理由① 自宅・大学・カフェで仕事が完結する

起業初期に、

  • オフィス
  • コワーキングスペース

は不要です。地方在住の大学生は、

  • 自宅
  • 大学の空きスペース
  • 静かなカフェ

など、無料〜低コストで集中できる場所がすでにあります。都市部では、

  • 席の回転
  • 騒音
  • 利用制限

に悩まされがちですが、地方ではそのストレスが小さい。

場所にお金を払わずに済む

これだけで、起業のハードルは一気に下がります。


理由② 通勤・移動コストがほぼゼロ

都市部で起業する人は、

  • 打ち合わせ
  • 移動
  • 交通費

に、想像以上のコストを払っています。

地方在住の大学生は、

  • オンライン打ち合わせが基本
  • 移動距離が短い

ため、

時間もお金も消耗しにくい

移動が少ないということは、

「作業時間が増える」「疲れにくい」

という形で、後から効いてきます。これは結構重要です。


理由③ 「人を雇わない起業」が成立しやすい

固定費の中で、最も危険なのが人件費です。最近では賃金の向上を更に目指し、国が動いています。国の政策には逆らえないので、こちらの状況に関係なく、これから更に人件費は上がるでしょう。最低賃金の改定により、私も何度もパートさん達の給与を上げる経験をしてきています。

地方在住の大学生は、

  • そもそも小さく始める
  • 一人で完結する

という選択を取りやすい。

  • 代行
  • サポート
  • 情報整理
  • 発信

といったビジネスは、

人を雇わなくても成立する

モデルです。固定費ゼロに近い形で、売上だけを積み上げることができます。


理由④ 見栄を張る必要がない

これは非常に重要なポイントです。

都市部では、

  • オフィスを構える
  • それっぽい肩書きを作る
  • 高いサービスを使う

といった、

「起業っぽさ」を演出する圧力

が強くなりがちです。地方在住の大学生は、

見栄を張らずに済む

環境にいます。

結果として、

  • 本当に必要なものだけにお金を使う
  • 無駄な固定費を持たない

という、健全な起業判断ができます。


固定費をかけない起業で「やるべきこと・やらないこと」

ここで、地方在住大学生が意識すべき判断基準を整理します。


起業初期に「やらない方がいいこと」

  • いきなりオフィス契約
  • 高額な起業塾・スクール
  • 月額課金の多いツール導入
  • 見栄のための出費

これらは、

売上が立ってからで十分

です。


起業初期に「やるべきこと」

  • 無料ツールでの検証
  • ヒアリング・相談
  • 小さな仕事を受ける
  • 発信・記録を残す

これらは、

固定費ゼロでできる行動

です。


なぜ「固定費をかけない起業」は成功率が高いのか?

理由は明確です。

撤退判断が冷静にできるから

固定費が高いと、

  • もう後に引けない
  • 失敗を認められない

という心理が働きます。一方、固定費が低いと、

  • ダメならやめる
  • 別の形を試す

という判断が、感情に左右されずにできる。これは起業において、非常に重要な能力です。


地方在住×固定費ゼロは「最強の検証環境」

地方在住の大学生は、

  • 時間がある
  • 生活費が安い
  • 固定費を持たない

という条件を、最初から持っています。

これは、

起業における「最強の実験環境」

です。

  • 試す
  • 失敗する
  • 学ぶ

このサイクルを、誰にも邪魔されずに回せます。


よくある誤解|固定費をかけないと本気じゃない?

よく聞く勘違いがあります。

  • お金をかけない=本気じゃない

これは完全な誤解です。

本気かどうかは、固定費ではなく「行動量」で決まる

むしろ、

  • 固定費をかけずに
  • 毎日行動している人

の方が、よほど本気です。最近では事務所を都内から地方に移転する企業や個人事業主も増えているように思えます。様々な要因があると思いますが、正直、都内でなくても良いビジネスは沢山あるのが現状です。


まとめ|地方在住は「固定費を持たない起業」に最適な環境

地方在住だからできる起業は、

  • 地味
  • 派手さがない

かもしれません。しかし、

起業で長く生き残る人は、例外なく「固定費を軽く持つ人」

です。

地方在住の大学生は、

  • 生活費が低い
  • 環境のプレッシャーが少ない
  • 小さく始めやすい

という、起業初期に最適な条件がそろっています。

重要なのは、

  • 地方にいるかどうか
    ではなく
  • 地方という環境をどう使うか

固定費をかけずに始め、売上が出てから少しずつ広げる。この順番を守れる大学生起業家こそ、最後まで生き残ります。地方在住は、起業に不利なのではありません。

「固定費を持たずに挑戦できる、最高のスタート地点」です。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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