理系大学生が起業に向いていると言われる3つの理由

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「ビジネスは文系のもの」だと思っていませんか?

「起業って営業とかマーケティングとか、文系の人が得意な世界じゃないの?」
「理系は研究や技術開発には向いてるけど、ビジネスは苦手…?」
「自分はエンジニア思考だから、経営者には向いていないのでは?」

そんな不安を感じている理系大学生は少なくありません。しかし、実際には理系出身の起業家は非常に多く、しかも成功している人が多いのも事実です。

たとえば:

  • 孫正義(ソフトバンク創業者):大学で経済と技術を融合し、技術起点の事業を次々と創出
  • イーロン・マスク(Tesla/SpaceX):物理・工学系のバックグラウンドから“未来を変えるビジネス”を構築
  • 山田進太郎(メルカリ創業者):東京工業大学で学んだ理系思考からUI設計とエンジニア文化を融合

彼らのように「技術を社会実装する」「課題を理論的に解く」という発想は、まさに理系ならではの強みです。では、なぜ理系大学生は起業に向いているのか?その理由を3つに分けて、書いていきます。是非読んでみて下さい。


理由①論理的思考力と仮説検証力が高い

理系の学びの中核にあるのが、「仮説を立てて→検証して→結果から考察する」という思考プロセス。これはまさにビジネスにおけるPDCA(Plan → Do → Check → Act)と一致しています。

✔ 理系の研究とビジネスの共通点

項目理系研究ビジネス
仮説設定予測モデルを立てる顧客のニーズを想定する
実験実験やシミュレーションを行う試作品やMVPを作る
検証データをもとに分析するユーザーの反応を分析する
改善考察・再実験するプロダクトやマーケを改善する

つまり、理系の大学生はすでに“起業家的な頭の使い方”を習慣として身につけているのです。

✔ 応用例

  • 自分のスキルでWebアプリを作る → テスト的に友人に使ってもらう → フィードバックから改善 → 無料β版公開 → 有料化へ
  • AIや機械学習モデルを趣味で構築 → 「データで何が分かるか?」を整理 → マーケティングのレポート代行業務へ

✅ ワンポイント:

「研究の進め方=ビジネスの作り方」
この視点を持てば、理系大学生はスタートアップにおいて極めて再現性の高い行動ができるようになります。


理由②問題解決志向が圧倒的に高い

理系大学生の多くは、「どうすればそれができるのか?」という**“原因と結果”に基づいた問題解決志向**を自然と持っています。これは、ビジネスにおいて非常に重要な視点です。

なぜなら、起業とはすなわち、

「誰かの困りごとを、自分なりの手段で解決すること」

であり、理系のような「構造的に課題を分解し、原因にアプローチする」姿勢は、まさに起業家向きなのです。

✔ 例:問題解決を起業に活かす方法

  • 大学の研究でよく使う実験データの可視化が面倒 → 自動化ツールを開発 → 他の大学生にも提供(ツール販売型ビジネス)
  • 地方の中小企業がIT導入に困っている → システム設計+運用の簡単サポートを設計(月額課金モデルへ)

このように、「小さな不便」や「非効率さ」に敏感な理系大学生は、日常からビジネスの“タネ”を発見する力があります。


理由③専門性がそのまま“差別化の武器”になる

ビジネスにおいて最大の課題の一つは「差別化」です。誰でも参入できるジャンルでは競争が激しくなりがちで、なかなか成果が出ません。しかし理系大学生が持つ「技術・専門分野・知識」は、そのまま希少性・専門性=差別化の武器になります。

✔ 専門性がビジネスに変わる例

分野専門内容ビジネス化の例
化学成分や素材の知識化粧品・フードの成分解説×SNS/商品開発監修
機械工学構造設計の知識3Dプリンターを活用した小ロット試作サービス
生物系医療・環境分野の理解SDGs系の企画・教育コンテンツの開発
数学・統計データ解析スキルWebアクセス分析・顧客行動分析の代行

特に、理系の強みは「深く狭く」を突き詰めることができる点です。文系起業家が“広く浅く”拾っていくタイプだとすれば、理系起業家は“深く狭く尖る”ことで専門市場に刺さります。


番外編:理系大学生が起業をためらう3つの思い込み

❌「営業ができないから無理」

→ 今は“売らない営業”が可能。SNS・note・LINE配信などで「価値の可視化」からスタートできます。

❌「経営の知識がない」

→ 知識は後からでOK。無料教材・YouTube・書籍で身につきます。行動の中で学ぶのが最短ルート。

❌「人脈がないと起業できない」

→ 最初は1人でOK。SNSや大学生起業コミュニティに参加すれば、必要な仲間は自然と見つかります。


まとめ:理系大学生の武器は、すでに揃っている

  • 論理的に考え、仮説検証を繰り返す“構造化された頭”
  • 課題を深堀りして、根本から解決しようとする“問題解決志向”
  • 特定の分野における“専門性”と“信頼性”

この3つの力をすでに持っている理系大学生は、起業家に求められる素養を「すでに標準装備」していると言っても過言ではありません。

スキルや専門性は“商品”になり、思考力や検証力は“ビジネスモデル”になります。

「好き」や「得意」がなくてもいい。理系として学んできたすべてが、社会にとっての価値になります。

あなたの研究室の中に、誰かの“明日を変えるアイデア”が眠っているかもしれません。起業というフィールドで、それを世の中に出してみませんか?

そして、まずは色々な情報を集めてみて下さい。最初から「これをやる」と決める必要はありません。まずは、いろんなビジネスの資料を見てみること。
下記の独立・開業のためのフランチャイズ比較サイトで、色々なビジネスの資料請求ををして見てみる事も1つ。そうすれば、ビジネスのアイデアも見えてくるかもしれません。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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