工学部・理学部・農学部・医学部の起業

「理系の学部にいるけれど、起業なんて無縁だと思っていた」そんなあなたに伝えたいのは、「分野を活かすことで、ビジネスは想像以上に身近になる」ということです。理系大学生は「ニッチな知識」と「論理的な思考」を武器に、小さくても本質的な価値を提供する起業に向いています。

ここでは、工学部・理学部・農学部・医学部など、理系分野別におすすめの起業アイデア・ビジネスモデルを解説していきます。


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🔧 工学部:技術力×ニーズで“実用系ビジネス”を創る

工学部出身者は「モノを作る」「しくみを設計する」ことに強みを持っています。特にIT・電子系・機械系の大学生は、以下のようなモデルと相性が良いです。

✅ ビジネスモデル例

  1. 低予算IoTデバイスの製作・販売
    • 例:ペットの行動記録センサー、自動水やり機
    • 開発スキル:Arduino・Raspberry Pi・3Dプリンタ
  2. Web制作・アプリ開発の受託
    • 「地元企業の予約サイト作成」「アプリで大学イベント管理」など小規模案件からスタート
    • 需要の多さと、フリーランス転換のしやすさが魅力
  3. 大学発スタートアップ(研究成果の事業化)
    • 例:AI画像認識アルゴリズムを医療現場向けに応用
    • 教授との連携、学内VC制度なども活用可能
  4. 技術系YouTubeチャンネルの運営
    • 「10万円以内で作るロボット」「中高生でも分かる電気回路」など教育コンテンツとして収益化可能

🧪 理学部:専門性×教育で“知の再構築”をビジネスに

理学部は「原理の探求」に重きを置いた学問ですが、社会にわかりやすく伝えることで大きな価値を生めます。

✅ ビジネスモデル例

  1. 理科実験キットの企画・販売
    • 対象:小中大学生向け・学童保育・塾など
    • 理学的な視点で「なぜ?」を解説できるキットは差別化可能
  2. 高校生向けオンライン塾の運営
    • 難関大志望の理系科目に特化(例:化学の有機構造問題、物理の電磁気分野)
    • Zoom・Google Meetで完結する個別指導
  3. 科学解説メディアの運営(note/ブログ)
    • 例:「映画の中の科学を徹底検証」「日常に潜む物理法則」など
    • サイエンス好きな層にアフィリエイトや講座販売が可能
  4. 統計解析代行・データビジュアライズ
    • 文系大学生・研究者・中小企業からの需要あり
    • Python/R/Excelを使い、数値を「見える化」して価値提供

🌾 農学部:ローカル×自然×SDGsの未来型ビジネス

農学部出身者は、食・環境・生命・資源などの知識を“持続可能性”や“地域課題”と結びつけたビジネスが得意です。

✅ ビジネスモデル例

  1. 地元農産物を使った商品開発+EC販売
    • 例:無添加のジャム、野菜粉末スムージー、発酵食品セット
    • ふるさと納税との連携やクラファン起業も可能
  2. 有機農法や都市農業の体験イベント運営
    • 「親子で土に触れる週末」「大学生と畑でBBQ」など
    • SNSで共感を呼び、リピーターを生みやすい
  3. SDGs教材・環境学習の出張授業サービス
    • 学校・企業向けに「環境×ビジネス」の視点で構成
    • 小規模からでも教育委員会との連携に発展可能
  4. 発酵・菌類コンテンツの発信・販売
    • 「ぬか漬けスタートセット」や「菌活入門eBook」などニッチな市場を狙える

🩺 医学・薬学・看護学部:専門性×信頼性で“ヘルスケア起業”

医療・健康分野は信頼性と専門性が重要ですが、SNSやWebを活用すれば、大学生の立場でもスタートできるモデルがあります。

✅ ビジネスモデル例

  1. 国家試験対策サポート教材の販売
    • 自分の受験経験を体系化してnoteや動画にまとめる
    • 看護師・薬剤師・PT/OTなど幅広い分野に応用可能
  2. 医療系SNSアカウントの運用+PR案件獲得
    • 例:「薬大学生の日常」「救急対応の知識まとめ」
    • 同業者向け・患者向けなど、ターゲットに応じて戦略設計
  3. 高齢者向けオンライン健康相談(資格要らずの範囲で)
    • 食事記録の分析、睡眠チェック、リハビリ記録の共有
    • フレイル予防などと絡めて保健指導的なアプローチ
  4. 医療英語コンテンツの販売・運用
    • 海外留学、国際学会、国試対策の文脈で需要が拡大中

✍️ 共通ポイント:どの分野でも“自分の経験 × 社会課題”が鍵

重要なのは、「何を知っているか」ではなく「誰に、どう役立つか?」という視点です。

各学部の専門性は、以下のような形で“ビジネスの種”になります。

学部起業ネタの切り口
工学部実用的な技術、モノづくり、システム設計
理学部教育コンテンツ、分析、知識の可視化
農学部食、環境、地域資源、体験型サービス
医学部等健康、教育、啓発、ソーシャルグッド

まとめ:学部=制限ではなく“武器”になる

起業を考えると、「もっと自由な学部だったら…」と思うかもしれません。
しかし、実は制限があるからこそ、そこに“市場”や“未開拓の価値”が眠っているのです。

あなたの専攻で得た知識、経験、課題感は、社会にとってまだ可視化されていない“宝の山”かもしれません。最初の一歩は「誰か1人の役に立つ」ことで十分。その積み重ねが、あなたの分野を活かした立派な起業へとつながります。

そして、まずは色々な情報を集めてみて下さい。最初から「これをやる」と決める必要はありません。まずは、いろんなビジネスの資料を見てみること。
下記の独立・開業のためのフランチャイズ比較サイトで、色々なビジネスの資料請求ををして見てみる事も1つ。そうすれば、自分がやりたいことも見えてくるかもしれません。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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