学生起業で最低限見るべき数字とは?

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学生起業で最低限見るべき数字とは?

― 数字を「全部」見る必要はない。見るべきは“これだけ” ―

「数字が苦手で、起業は不安」
「会計とか、正直よく分からない」
「どの数字を見ればいいの?」

学生起業でよくある悩み。
でも、結論から言うと安心してほしい。

学生起業で、最初からたくさんの数字を見る必要はない。
むしろ、数字を追いすぎる方が失敗しやすい。

大事なのは、“潰れないために最低限見るべき数字”だけを、正しく見ること。

なぜ学生起業は「数字の見方」で差がつくのか?

学生起業は、

・資金が少ない
・余裕がない
・判断ミスが命取りになりやすい

という特徴がある。

だからこそ、

✔ 勘や勢い
✔ 感覚的な判断

だけで進めると、
一気に詰む。

一方で、
最低限の数字だけ見ている学生は、
驚くほど安定して成長していく。

まず覚えてほしい前提

起業で見る数字は、
「テストの点数」ではない。

✔ 良い・悪いを評価するもの
✔ 正解・不正解を決めるもの

ではなく、

「次にどう動くかを決めるための材料」

数字が悪くても問題ない。
問題なのは、
数字を見ていないこと

学生起業で本当に見るべき数字は「7つ」

結論として、
学生起業で最低限見るべき数字は
この7つだけ。

  1. 現金残高
  2. 月の固定費
  3. 何ヶ月生きられるか
  4. 月の売上
  5. 月の利益
  6. 入金タイミング
  7. 税金の目安額

これ以外は、
最初は知らなくても大丈夫。

① 現金残高(最重要)

まず一番大事な数字。

今、口座にいくらあるか。

起業で一番怖いのは、
赤字でも失敗でもない。

お金が尽きること。

・売上があっても
・利益が出ていても

現金がなければ、
その瞬間に終わる。

学生起業では、
毎月1回は必ず
「今いくらあるか」を確認する癖をつけよう。

② 月の固定費

固定費とは、
売上がなくても必ず出ていくお金

例)
・サブスク
・ツール代
・通信費
・外注費

学生起業でよくある失敗は、
この固定費を把握していないこと。

固定費が分かれば、
次の数字が見えてくる。

③ 何ヶ月生きられるか(生存期間)

これは超重要。

計算は簡単。

現金残高 ÷ 月の固定費 = 生きられる月数

例)
現金30万円
固定費5万円
→ 6ヶ月

この数字が分かっていれば、

・今は攻めていいか
・守るべきか

判断できる。

学生起業では、
最低でも3〜6ヶ月分
これが1つの目安。

④ 月の売上

次に見るのが売上。

ここで大事なのは、
「いくら売れたか」よりも
「安定しているか」

・毎月ある程度出ているか
・一時的な売上に頼っていないか

売上が不安定なうちは、
固定費を増やすのは危険。

⑤ 月の利益

利益とは、

売上 − 経費

学生起業では、
利益が少なくても問題ない。

むしろ大事なのは、

✔ プラスかマイナスか
✔ どれくらいズレているか

赤字なら、
「なぜ赤字か」を考えればいい。

⑥ 入金タイミング

学生起業で、
かなりの人が見落とす数字。

・売上はいつ入る?
・今月?来月?再来月?

売上が立っても、
入金が遅ければ現金は増えない

これを理解していないと、

「黒字なのにお金がない」
という状態になる。

⑦ 税金の目安額

利益が出ると、
必ず税金がかかる。

学生起業でよくある失敗は、

「利益=全部使っていいお金」
と思ってしまうこと。

目安としては、

利益の2〜3割は“使えないお金”
として別にしておく。

これだけで、
後から詰む確率は激減する。

見なくていい数字(最初は)

安心してほしい。

学生起業の初期に、
次の数字は見なくてもいい。

・細かい原価率
・複雑な指標
・難しい経営分析

まずは、
生き残ることが最優先

数字を見る頻度の目安

・現金残高 → 毎月
・固定費 → 変わったとき
・売上・利益 → 毎月
・生存期間 → 毎月
・税金目安 → 利益が出たら

完璧じゃなくていい。
継続して見ることが大事。

数字が分かると起業は楽になる

数字を見るようになると、

・お金の不安が減る
・判断が早くなる
・無理な挑戦をしなくなる

起業は、
センスや才能より
管理できるかどうかで決まる。

まとめ:学生起業は「7つの数字」だけ見ればいい

学生起業で最低限見るべき数字は、

  1. 現金残高
  2. 固定費
  3. 生存期間
  4. 売上
  5. 利益
  6. 入金タイミング
  7. 税金目安

これだけ。

すべて完璧に理解しなくていい。
でも、
知らないまま進むのは危険

数字は敵じゃない。
自分を守るための道具

学生のうちに
この7つを見る習慣がつけば、
起業は
「不安な賭け」ではなく
コントロールできる挑戦になる。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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