プライベートと事業のお金の分け方

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プライベートと事業のお金の分け方

起業した学生が、最初に必ずぶつかる問題があります。

「稼いでいるはずなのに、なぜかお金が残らない」

「何に使ったのか、自分でも分からない」

この原因の9割は、才能でも努力不足でもありません。

プライベートと事業のお金を混ぜていること。

これは、学生起業における“最初にして最大の地雷”です。

このページでは、20代学生がゼロから起業する際に必ず守るべき

**「お金を混ぜない仕組み」**を、超具体的に解説します。

1. お金を分けないと、なぜ必ず失敗するのか?

最初は、こう考えがちです。

「まだ小さいし、1つの口座でいいでしょ」

しかし、これをやった人は、ほぼ確実にこうなります。

• いくら儲かっているのか分からない

• 生活費を使いすぎる

• 事業に使えるお金が足りなくなる

• 税金の計算が地獄になる

つまり、

経営が“感覚”になる

これが最大の問題です。

感覚経営=破綻予備軍です。

2. 事業のお金は「会社のお金」だと考える

たとえ個人事業でも、意識はこう持ってください。

事業のお金は、自分のお金ではない

これは極端に聞こえるかもしれませんが、

成功している起業家は全員この感覚を持っています。

なぜなら、

• 事業資金は、事業を育てる血液

• 生活費とは目的がまったく違う

からです。

3. まずやるべきは「口座を2つに分ける」だけ

難しいことは一切不要です。

最初にやるべきことは、たった1つ。

事業専用の銀行口座を作る

これだけで、問題の8割は解決します。

具体ルール

• 売上 → すべて事業口座へ

• 経費 → すべて事業口座から支払い

• 生活費 → 個人口座のみ使用

この3つを守るだけです。

4. 自分への給料ルールを決める

多くの学生起業家がやってしまう失敗があります。

• 口座にお金がある

• なんとなく引き出す

これをやると、必ず資金が枯渇します。

そこで必要なのが、

「自分に払う給料」という考え方

給料の決め方(超シンプル)

• 月1回だけ

• 定額で

• 事前に決めた金額

たとえば、

• 毎月5万円を生活費として移す

と決めたら、それ以外は絶対に触らない。

これだけで、資金繰りは一気に安定します。

5. 事業口座から直接生活費を払ってはいけない理由

これは絶対にやってはいけません。

• 事業口座から家賃

• 事業口座から飲み会代

なぜ危険かというと、

• 利益が分からなくなる

• 税金計算が崩壊する

• 無意識に使いすぎる

お金の流れが濁った瞬間、経営は壊れます。

6. どうしても混ざった時の対処法

現実には、うっかり混ざることもあります。

その場合は、次のルールで整理します。

① 立替えた場合

個人のお金で経費を払ったら、

事業が自分に借金している状態

後日、事業口座から返金します。

② 事業のお金を私用で使った場合

これは、

自分が事業からお金を借りた状態

と考えます。

必ず記録して、戻します。

7. この分け方が、確定申告を10倍楽にする

お金を分けている人の確定申告は簡単です。

• 事業口座の通帳=経理帳簿

一方、混ぜている人は、

• 1年分の明細を見て

• これは私用?事業用?

と地獄を見ます。

8. お金を分けるだけで、経営者の頭になる

不思議なことが起こります。

お金を分けた瞬間から、

• 事業の数字を冷静に見られる

• 無駄遣いが減る

• 投資判断がうまくなる

これは、

自分=経営者

という意識が芽生えるからです。

まとめ|お金を分ける人だけが、長く生き残る

最重要ポイントを整理します。

• プライベートと事業のお金は絶対に混ぜない

• 口座を2つに分けるだけでOK

• 自分への給料を定額で決める

• 事業口座から生活費を払わない

• 混ざったら必ず記録して戻す

これは、難しい経営テクニックではありません。

生き残るための最低限のルールです。

この仕組みを作った瞬間から、あなたの起業は一気に安定します。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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