社長の節税戦略

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大学生起業家が「合法的にお金を守る」ための必須知識

起業して利益が出始めたとき、多くの大学生起業家がこう思います。

  • 「思ったより手元にお金が残らない…」
  • 「税金、高くない?」
  • 「もっと上手いやり方があるはず…」

結論から言うと、あります。
節税は「知っているかどうか」で決まります。

このページでは、

  • 節税の基本的な考え方
  • 初心者でもすぐできる節税(初級)
  • 少し慣れてきた人向けの節税(中級)
  • やってはいけないNG節税

を、大学生起業家向けに噛み砕いて解説します。

当然ですが、「節税」と「脱税」は全く違います。脱税は犯罪ですね。節税は法律に則り、税金対策を行う事です。これは知識がしっかりあるか、しっかり法に則り行っているかが重要になります。まずは基本的な事を学んでいきましょう。節税は大切です。


そもそも「節税」とは何か?

改めてまず誤解を解いておきましょう。

節税=ズルではない

節税とは、

法律の範囲内で、払う税金を最小限にすること

です。

  • 脱税 → 違法(絶対NG)
  • 節税 → 合法(むしろ経営者の義務)

社長にとって節税は、会社と自分のお金を守るための戦略です。


なぜ社長は節税を学ぶべきなのか?

大学生起業家ほど、節税を学ぶ価値があります。

理由①:使えるお金が圧倒的に増える

例えば、

  • 利益100万円
  • 節税なし → 税金30万円
  • 節税あり → 税金20万円

たった10万円の差でも、広告・勉強・投資に回せるお金が変わります。


理由②:事業の生存率が上がる

  • お金が残る
  • キャッシュフローが安定する
  • 精神的に余裕が生まれる

=事業を続けられる確率が上がる

これが最大のメリットです。


【初級編】大学生起業家がまずやるべき節税戦略

① 経費を正しく使う(最重要)

節税の基本は、経費を「漏れなく・正しく」使うことです。


経費にできる代表例

  • パソコン・スマホ
  • サーバー代・ドメイン代
  • 広告費
  • 書籍・教材・セミナー代
  • 打ち合わせの飲食代
  • コワーキングスペース代

「事業に必要か?」が判断基準です。


よくある失敗

  • 「これ経費になるか分からないからやめとこ」
  • レシートを捨てる
  • プライベートと混ざる

👉 迷ったら とりあえず記録 が鉄則です。


② 青色申告を使う(個人事業主)

個人事業主なら、青色申告は必須です。

青色申告のメリット

  • 最大65万円の控除
  • 赤字を翌年以降に繰り越せる
  • 家族への給与を経費にできる

大学生起業家にとって、使わない理由がありません。


③ 社長の給与を上げすぎない

法人の場合、社長の給与(役員報酬)は節税に直結します。

なぜ上げすぎNG?

  • 所得税が増える
  • 住民税が増える
  • 社会保険料が激増

結果、会社も社長も苦しくなるケースが多発します。


④ 利益が出たら「すぐ全部使わない」

利益が出ると、

  • つい使いたくなる
  • 自分へのご褒美を買いたくなる

気持ちは分かりますが、税金は後からやってきます。

👉 税金用のお金は、最初から別で確保
これだけで資金ショートを防げます。


【中級編】一歩進んだ社長の節税戦略

ここからは、事業が軌道に乗り始めた人向けです。


⑤ 法人化のタイミングを見極める

節税の王道は、

個人事業主 → 法人化

です。

法人化の節税メリット

  • 所得を分散できる
  • 経費の幅が広がる
  • 税率が安定する

目安としては、

  • 年間利益300〜500万円前後

このあたりから、法人化を検討します。


⑥ 役員報酬を「戦略的」に設定する

中級者は、役員報酬=節税ツールと考えます。

考え方

  • 生活に必要な最低限
  • 税率が急に上がらないライン
  • 社会保険とのバランス

を見ながら調整します。


⑦ 小規模企業共済を活用する

社長向けの最強節税制度の一つです。

特徴

  • 掛金:月1,000円〜7万円
  • 全額所得控除
  • 将来の退職金代わり

👉 節税+将来の備え
👉 起業家との相性が非常に良い


⑧ 倒産防止共済(経営セーフティ共済)

もう一段階上の節税です。

ポイント

  • 月5,000円〜20万円
  • 最大800万円まで積立
  • 全額損金(経費)

利益が大きく出た年に使うと、一気に税金を抑えられます。


⑨ 消費税を意識し始める

売上が伸びてくると、消費税が無視できなくなります。

消費税は大きいです。。最悪、消費税を払う為に借入を行う経営者もいる程です。

知っておくべきポイント

  • 一定条件で消費税の免税期間あり
  • 法人化のタイミングでリセットされる場合あり

ここは、税理士に相談する価値が高いゾーンです。


絶対にやってはいけないNG節税

最後に、危険な例をまとめます。

  • プライベート支出を無理やり経費
  • 架空経費を計上
  • 税金を払わない前提でお金を使う
  • SNSの怪しい節税ノウハウを信じる

👉 一度やると、信用も事業も壊れます。


まとめ|大学生起業家の節税・最適解

最後に要点です。

  • 節税は「知識×戦略」
  • 初級:経費・青色申告・給与調整
  • 中級:法人化・共済・役員報酬設計
  • 無理な節税は絶対NG
  • 分からない部分はプロに相談

節税とは、ズルではなく「経営力」です。

お金を守れる社長は、事業を長く続けられます。

こちらも併せて読んでみて下さい。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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