パソコン購入費は経費にできる?

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大学生起業家が知らないと損する「経費・減価償却・税金」の基本

大学生がゼロから起業するとき、ほぼ全員がぶつかる疑問があります。

  • 「パソコンって経費にできるの?」
  • 「全額落とせる?分割?」
  • 「プライベートでも使ってたらダメ?」
  • 「中古パソコンはどうなる?」

結論から言うと、パソコン購入費は“条件付きで経費にできる”のが正解です。

ただし、やり方を間違えると

  • 税務的にNG
  • 後から否認される
  • 思ったより節税にならない

ということも起こります。

このページでは、大学生起業家向けに

  • 経費にできる条件
  • 金額別の扱い方
  • 個人事業主と法人の違い
  • 中古パソコンの場合
  • よくある勘違い・NG例

を、超わかりやすく解説します。売上や利益を上げる事も大切ですが、経費について(経理について)の知識も利益を上げるうえで、とても大切な知識となりますので、1つ1つ学んでいきましょう。


そもそも「経費」とは何か?

まず前提から確認していきましょう。

経費の基本ルール

経費とは、

事業を行うために必要なお金

です。

つまり、

  • 事業に必要 → 経費OK
  • プライベートだけ → 経費NG

というシンプルな考え方が基本です。


パソコンは事業に必要?→ YES

大学生起業において、パソコンは

  • Webサイト作成
  • SNS・ブログ運用
  • デザイン
  • 動画編集
  • 会計・請求管理

など、事業の中核を担う道具です。

👉 事業で使うなら
👉 パソコンは原則「経費対象」

になります。


ただし注意!金額によって扱いが変わる

ここが一番大事なポイントです。

パソコン購入費は「金額」で扱いが変わる

日本の税務では、10万円20万円 が大きな分かれ目になります。何で?って思いますよね。これから詳しく書いていきます。


【ケース①】10万円未満のパソコン

結論:全額を一括で経費にできる

  • 価格:10万円未満
  • 条件:事業で使う

この場合、

👉 購入した年に全額経費計上OK

です。


大学生起業家に多いパターン

  • 中古ノートPC
  • 8〜9万円前後のモデル

👉 起業初期に中古パソコンが人気な理由でもあります。


【ケース②】10万円以上20万円未満のパソコン

ここから少し難しくなります。

原則:一括経費は不可

10万円以上になると、

  • 原則は「固定資産」
  • すぐ全額経費にはできない

という扱いになります。日本の税制は細かいですね~。


例外①:一括償却資産(個人事業主)

個人事業主の場合、

  • 10万〜20万円未満
  • 一括償却資産として
  • 3年間で均等に経費化

することができます。

👉 例:15万円のPC
→ 毎年5万円ずつ経費


例外②:少額減価償却資産(法人)

法人の場合は、

  • 30万円未満
  • 年間300万円まで

であれば、

👉 一括で経費にできる特例

があります。

※ 大学生起業家にとっては
※ 法人化後の大きなメリットです。


【ケース③】20万円以上のパソコン

結論:減価償却が必要

20万円以上のパソコンは、

  • 固定資産として登録
  • 数年に分けて経費化

する必要があります。


パソコンの耐用年数

一般的に、

  • パソコンの耐用年数:4年

とされています。

👉 例:40万円のPC
→ 毎年10万円ずつ経費


個人事業主と法人での違いまとめ

項目個人事業主法人
10万円未満一括経費OK一括経費OK
10〜20万円3年償却条件により一括可
20万円以上減価償却減価償却
特例少なめ多い

👉 起業初期は
👉 個人事業主のルールをまず理解
👉 売上が伸びたら法人化を検討

という流れが王道です。


中古パソコンは経費にできる?

結論:新品でも中古でも関係ない

経費になるかどうかは、

  • 新品か中古か
    ではなく
  • 事業で使うかどうか

で決まります。


中古パソコンのメリット(経費面)

  • 購入価格が安い
  • 10万円未満に収まりやすい
  • 一括経費にしやすい

👉 大学生起業家と相性が良い理由です。


プライベートでも使っている場合は?

これもよくある質問です。

結論:按分(あんぶん)が必要

  • 事業:70%
  • プライベート:30%

など、

👉 事業で使っている割合だけ経費

にします。


具体例

  • パソコン代:10万円
  • 事業利用:70%

→ 経費計上:7万円

この考え方は、

  • 通信費
  • 自宅家賃

などにも共通します。


パソコン購入費でよくあるNG例

ここは要注意です。

NG①:完全プライベートPCを経費

  • 事業と関係なし
  • 証明できない

👉 税務調査で否認される可能性大。


NG②:高額PCを無理に全額経費

  • ルール無視
  • 金額基準を理解していない

👉 後から修正が必要になるケースあり。


NG③:レシート・領収書を保管していない

  • 経費の証拠がない
  • 説明できない

👉 経費として認められません。


パソコン購入時に必ずやるべきこと

最後に、実務的なポイントをまとめます。

  • 領収書・レシートを保管
  • 事業用として記録
  • 金額を確認
  • 経費 or 減価償却を判断

これだけで、後から困る確率は激減します。


まとめ|大学生起業家とパソコン経費の正解

最後に要点です。

  • パソコンは原則、経費にできる
  • 金額によって扱いが変わる
  • 10万円未満は一括経費
  • 高額は減価償却
  • 中古パソコンは相性抜群
  • プライベート利用は按分

パソコン購入費は、
正しく処理すれば強力な節税ポイントです。

知っているか知らないかで、起業初期のお金の残り方は大きく変わります。

こちらも併せて読んでみて下さい。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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