学生起業家の時間管理術

TOC

学生起業家の時間管理術

学生起業に興味を持つ多くの人が、最初にぶつかる壁が「時間が足りない」という問題です。
授業、課題、テスト、サークル、アルバイト。そこに「起業」という新しい挑戦が加わることで、ほとんどの学生はこう感じます。

「やる気はあるのに、時間がない」
「結局、起業が後回しになる」
「毎日忙しいのに、前に進んでいる気がしない」

しかし、実際に学生のうちから起業で成果を出している人たちは、特別に時間が多いわけではありません。
違うのは、時間の使い方と考え方です。

この章では、学生起業家が無理なく、そして継続的に成果を出すための「現実的な時間管理術」を、考え方から具体的な行動レベルまで詳しく解説していきます。

1. 学生起業家が時間管理で失敗する典型パターン

まず知っておくべきなのは、「なぜ多くの学生起業家が時間管理に失敗するのか」です。

よくある失敗例は次のようなものです。

  • 空いた時間に起業作業をしようとする
  • 1日中ダラダラ作業してしまう
  • 勉強・バイト・起業の優先順位が毎日変わる
  • 完璧な計画を立てようとして動けなくなる

特に多いのが、「時間が空いたらやろう」という考え方です。
この発想では、起業は常に後回しになります。なぜなら、学生生活には必ず優先度の高い予定が次々に入ってくるからです。

成果を出している学生起業家は、逆にこう考えています。

「空いた時間でやる」のではなく、
「先に起業の時間を確保する」

この考え方の違いが、数ヶ月後・1年後に大きな差を生みます。

2. 時間管理の前に必要な「起業の位置づけ」

時間管理がうまくいくかどうかは、テクニック以前に「起業をどう位置づけているか」で決まります。

学生起業で成果を出す人は、起業をこう捉えています。

  • 気が向いたときにやる副業 → ✕
  • 将来につながる「自己投資」 → ○

起業を「趣味」や「余った時間の遊び」と捉えているうちは、本気で時間を確保できません。
一方で、「これは自分の将来を作る活動だ」と認識できると、行動が変わります。

ポイントは、毎日やる前提にすることです。
1日10分でもいいので、「起業は毎日触れるもの」という位置づけに変えることが重要です。

3. 学生起業家に最適な時間管理の基本ルール

学生起業家におすすめしたい時間管理の基本ルールは、次の3つです。

① 起業の時間を「固定」する

成功している学生起業家は、起業の作業時間を固定しています。

例:

  • 平日は毎朝30分
  • 授業後に毎日1時間
  • 寝る前に必ず20分

「今日は忙しいからやらない」という判断をしないためにも、
起業の時間を生活リズムに組み込むことが重要です。

② 1回の作業時間を短くする

学生起業では、長時間作業は続きません。
おすすめは30〜90分以内の作業です。

短時間でも集中してやることで、

  • 行動のハードルが下がる
  • 継続しやすくなる
  • 学業との両立が楽になる

というメリットがあります。

③ 「やること」を事前に決めておく

時間があっても、
「何をやろうかな…」と考えている時間は無駄です。

起業作業は必ず、

  • 今日やることは何か
  • 30分で終わる作業は何か

を事前に決めておきましょう。

4. 学業・バイト・起業を両立する優先順位の考え方

学生起業家にとって、すべてを完璧にこなすのは不可能です。
だからこそ、優先順位の考え方が重要になります。

基本ルールは次の通りです。

  1. 単位を落とさない(最低限)
  2. 生活費を確保する(バイト)
  3. 残りの時間を起業に投下する

ここで重要なのは、「全部を全力でやらない」ことです。
特に学業やバイトは、「合格ライン」「最低限」で割り切ることが、起業を続けるコツです。

学生起業家に必要なのは、100点ではなく60点の積み重ねです。

5. 時間がない学生こそ「やらないこと」を決める

時間管理で最も効果があるのは、「やることを増やす」ことではありません。
やらないことを決めることです。

例えば、

  • ダラダラSNSを見る時間
  • 目的のない飲み会
  • 惰性で続けている活動

これらを完全にゼロにする必要はありません。
ただし、「起業の時間を削ってまでやる価値があるか?」を一度考えてみてください。

成果を出している学生起業家は、
「今は捨てる時期」と割り切れる勇気を持っています。

6. モチベーションに頼らない時間管理術

多くの人が勘違いしているのが、「やる気が出たらやる」という考え方です。
実際には、行動するからやる気が出るのが真実です。

おすすめなのは、

  • 作業を始めるハードルを極限まで下げる
  • 5分だけやると決める

という方法です。

「今日は5分だけ」と思って始めると、
結果的に30分、1時間と続くことはよくあります。

学生起業家に必要なのは、
モチベーション管理ではなく、行動の仕組み化です。

7. 学生起業家の時間管理は「完璧」を目指さない

最後に、最も伝えたいことがあります。

学生起業家の時間管理は、
崩れて当たり前です。

テスト期間、体調不良、人間関係の悩み。
計画通りにいかない日は必ずあります。

大切なのは、

  • 1日できなくても自分を責めない
  • また次の日に戻ってくる

この「戻る力」こそが、継続できる人と脱落する人の最大の差です。

まとめ:時間管理は「才能」ではなく「設計」

学生起業家の時間管理は、才能でも根性でもありません。
正しい考え方と、少しの工夫で誰でも改善できます。

  • 起業の時間を先に確保する
  • 短時間でも毎日触れる
  • やらないことを決める
  • 完璧を目指さない

この積み重ねが、
数年後に「学生時代に起業してよかった」と言える未来を作ります。

今日から、まずは10分。
あなたの起業の時間を、意識的に確保してみてください。

Let's share this post !

Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

TOC