― 追いかける人ほど疲弊し、外した人ほど残り続ける理由 ―
起業を考え始めた学生が、必ず一度は通る道があります。
それが「今、何が流行っているか?」を探すことです。
SNSを見ると、
- 今はこの副業が熱い
- 次はこのサービスが来る
- この業界がブルーオーシャン
といった情報が毎日のように流れてきます。
そして多くの学生が、こう思います。
「流行に乗らないと稼げないのでは?」
「遅れたらチャンスを逃すのでは?」
しかし結論から言うと、
学生起業において“流行を追うこと”は、最も失敗しやすい選択です。
実際に、長く稼ぎ続けている起業家の多くは、
流行の最前線にはいません。
むしろ、流行から一歩、二歩と距離を取った場所で
静かに利益を積み上げています。
ここでは、
「トレンドに振り回されず、安定して稼ぐためのビジネス発想法」を
考え方・具体視点・実践手順に分けて詳しく解説します。
まず、なぜ流行ビジネスが学生起業に向かないのかを整理しましょう。
流行のビジネスには、必ず次の特徴があります。
- 情報が一気に拡散される
- 参入者が急増する
- 差別化が難しい
- 消耗戦になりやすい
流行に気づいた時点で、
すでに多くの人が参入しています。
特に資金・人脈・経験が少ない学生にとって、
この状況はかなり不利です。
さらに、流行は必ず終わります。
終わった瞬間、
「なぜこれをやっていたのか分からない」
という状態に陥る人が後を絶ちません。
2. 「流行=儲かる」は大きな勘違い
多くの学生は、
「流行っている=儲かっている」
と無意識に思い込んでいます。
しかし、流行っているということは、
すでに“目立つ利益”は刈り取られ始めている
というサインでもあります。
本当に儲かっている人は、
流行になる前、もしくは
流行と無関係な場所で
淡々と積み上げています。
つまり、
「話題性」と「収益性」は別物
だということを、最初に理解しておく必要があります。
3. 流行に乗らずに稼ぐ人が見ているもの
流行を追わずに稼ぐ人は、
「今、何が流行っているか」をほとんど見ていません。
代わりに、次のようなものを見ています。
- ずっと変わらない悩み
- 何年も前から存在する不満
- 解決されきっていない面倒
- 地味だが確実に困っている人
これらは、
派手さはありませんが、
需要が消えにくいという最大の強みを持っています。
学生起業では、
この「地味だが続く問題」を扱う方が、
圧倒的に安定します。
4. 「人間の悩みは変わらない」という前提を持つ
流行は変わりますが、
人間の悩みはほとんど変わりません。
- お金の不安
- 時間が足りない
- 将来が見えない
- 何から始めればいいか分からない
- 失敗したくない
10年前も、今も、
多くの人が同じことで悩んでいます。
流行に乗らずに稼ぐビジネスは、
この“変わらない悩み”に紐づいています。
学生起業で狙うなら、
テクノロジーや流行ではなく、
人の感情や不安に目を向ける方が成功しやすいのです。
5. 流行ビジネスの「周辺」を見る
どうしても流行が気になる場合は、
流行の“ど真ん中”ではなく、
周辺を見るという視点を持ちましょう。
- 流行についていけない人
- よく分からず困っている人
- 途中で挫折した人
- 情報が多すぎて混乱している人
流行が生まれると、
必ず取り残される人が出てきます。
その人たちの悩みは、
流行が終わっても残ります。
つまり、
流行を「観察対象」として使う
という距離感が重要です。
6. 「地味」「面倒」「分かりにくい」は宝の山
学生がビジネスアイデアを考えるとき、
無意識に避けがちな言葉があります。
- 地味
- 面倒
- 分かりにくい
しかし、流行に乗らずに稼ぐ人は、
この3つに強く反応します。
なぜなら、
「面倒なのに、ずっと残っていること」は、
誰かが解決すれば、長く価値を生むからです。
学生起業では、
派手なアイデアよりも、
地味な不便を一つ減らす方が、
よほどビジネスになります。
7. 自分の「日常」にある定番の困りごとを見る
流行に乗らずに稼ぐための近道は、
自分の身の回りを見ることです。
- 毎回つまずく作業
- 何度も調べていること
- 分からないまま放置していること
- 誰にも聞けずに困っていること
これらは、
流行と関係なく、
ずっと存在し続ける悩みです。
特に、
「少し前の自分」が困っていたことは、
同じ悩みを持つ人が確実に存在します。
8. 流行を追わないと「積み上げ」ができる
流行ビジネスの最大の弱点は、
積み上げが効かないことです。
一方、流行に依存しないビジネスは、
- コンテンツが資産になる
- 経験が次に活きる
- 信頼が積み上がる
という特徴があります。
学生起業では、
この「積み上がる構造」を作れるかどうかが、
将来の差になります。
9. 「遅れている」分野ほど学生には有利
流行っていない分野は、
一見すると魅力がないように見えます。
しかし、
- 情報が整理されていない
- 初心者向けが少ない
- 難しく見える
こうした分野は、
学生の編集力・説明力が活きる場所です。
「遅れている=チャンスがない」
ではありません。
むしろ、
遅れているからこそ、改善余地が大きい
と考える視点が重要です。
まとめ:流行を追わない人が最後に残る
流行に乗らずに稼ぐ人は、
特別な才能や先見の明を持っているわけではありません。
- 流行を疑う
- 変わらない悩みを見る
- 地味な不便を拾う
- 自分の経験を使う
- 積み上がる形を選ぶ
この思考法を持っているだけです。
今日から、
「次は何が流行るか」を追いかける代わりに、
「この悩み、いつからあるんだろう?」
と一度考えてみてください。
その瞬間、
流行に疲れない、
長く稼ぎ続けられるビジネス発想が、
あなたの中に芽生え始めます。
