実績ゼロでも説得力を出す発信法

〜学生起業家が「まだ何者でもない状態」を最大の武器に変える方法〜

学生起業を目指して発信を始めようとすると、
多くの人が最初にぶつかる壁があります。

  • 実績がないのに、何を語ればいいのか
  • 誰も信用してくれないのではないか
  • 発信する資格がない気がする

そして最終的に、
「実績ができてから発信しよう」
という結論にたどり着きます。

しかし、はっきり言います。
その考え方こそが、発信も起業も遅らせる最大の原因です。

実績がないから発信できないのではありません。
正しい“説得力の出し方”を知らないだけなのです。

本章では、学生起業家が
実績ゼロの状態でも、無理なく・嘘なく・炎上せずに説得力を出す発信法を体系的に解説します。


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大前提:説得力=実績ではない

多くの学生が誤解していますが、
説得力とは「すごい成果を出していること」ではありません。

説得力の正体は、次の3つです。

  1. 嘘がなさそう
  2. 考えて行動していそう
  3. 継続していそう

つまり、
👉 **「信頼できそうかどうか」**です。

この3つは、
実績がゼロでも十分に表現できます。


説得力①:「結論」ではなく「思考プロセス」を出す

実績がある人は「結論」を語れます。
でも、実績がない学生起業家が同じことをすると、こうなります。

  • 中身が薄い
  • 誰かの受け売りに見える
  • 自信過剰に見える

そこで重要なのが、
結論よりも“そこに至る思考”を出すことです。

悪い例

「学生起業はSNSが重要です」

良い例

「学生起業について調べる中で、SNSが重要だと感じました。理由は〜」

後者は、
正解かどうかより「ちゃんと考えている人」に見えるため、説得力が生まれます。


説得力②:「できたこと」ではなく「やっていること」を見せる

学生起業家がやりがちなのが、
「成果が出てから報告しよう」という待ちの姿勢です。

しかし信頼されるのは、

❌ 成功しました
⭕ 取り組んでいます

という発信です。

発信例

  • 毎日何を学んでいるか
  • どんな行動を続けているか
  • どこでつまずいているか

行動の“現在進行形”は、最も誤魔化しのきかない証拠です。


説得力③:「知らないこと」を隠さない

実績ゼロの学生が、
無理に「分かっている人」を演じると、
違和感は必ず伝わります。

逆に、

  • ここがまだ分からない
  • 今、ここで悩んでいる
  • これから勉強する予定

と正直に書ける人は、
誠実で信頼できる印象を持たれます。

「全部分かっていない」ことを出すのではなく、
「分かっていない部分を把握している」ことが重要です。


説得力④:「自分の立ち位置」を明確にする

説得力を失う最大の原因は、
立場が曖昧な発信です。

学生起業家は、こう名乗れば十分です。

  • 起業を目指している学生
  • 挑戦中の段階
  • 学びの途中

これを最初に明示することで、

  • 背伸びしていない
  • 嘘をついていない
  • 安心して読める

という評価につながります。


説得力⑤:「小さな実験」と「その結果」を出す

実績がなくても、
小さな検証や実験は今すぐできます。

例:

  • SNS投稿を◯日続けてみた
  • 初めて営業DMを送ってみた
  • 勉強法を変えてみた

大切なのは、
**成功・失敗より「試して振り返っているか」**です。

この姿勢こそが、
起業家としての説得力になります。


説得力⑥:「人の言葉」を自分の体験に変換する

本・動画・セミナーの内容を
そのまま発信すると、説得力は弱くなります。

重要なのは、

❌ 何が書いてあったか
⭕ 自分はどう感じ、どう使おうとしているか

情報を「引用」するのではなく、
「解釈」して出すこと

これができる人は、
実績がなくても「思考できる人」として信頼されます。


説得力⑦:「未来への宣言」を丁寧に行う

学生起業家が使える強力な発信が、
未来への宣言です。

例:

  • 今月は◯◯に挑戦します
  • 半年後にここを目指します
  • このテーマを継続して発信します

宣言は、
後から振り返った時に信頼の履歴になります。

守れなくても問題ありません。
重要なのは、
逃げずに振り返ることです。


実績ゼロでやってはいけない発信

説得力を下げる典型例も押さえておきましょう。

  • 稼げるアピール
  • 実績を匂わせる表現
  • 断定的な言い切り
  • 他人を下げる比較

短期的に注目されても、
長期的な信用は確実に失われます。


実績ゼロの学生起業家が持つ最大の強み

最後に、
多くの学生が気づいていない事実を伝えます。

実績ゼロの学生起業家の強みは、

  • 等身大でいられる
  • 嘘をつく必要がない
  • 伸びしろがある
  • 応援されやすい

という点です。

これは、
実績がある人には もう使えない武器 です。


まとめ:説得力は「誠実な積み重ね」でしか生まれない

実績がないことは、
不利ではありません。

不利になるのは、

  • 背伸びすること
  • 誤魔化すこと
  • 早く評価されようとすること

です。

  • 考えていることを出す
  • 行動を記録する
  • 正直に振り返る

この積み重ねが、
数ヶ月後には「実績より強い説得力」になります。

学生起業家にとって発信とは、
自分を大きく見せるためのものではなく、
信頼を少しずつ貯めていく行為
です。

今日の一投稿が、
あなたの「信用資産」の最初の1ページになります。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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