起業初期に必ずぶつかる5つの壁

――つまずくのは失敗ではなく「正常なプロセス」

20代大学生がゼロから起業しようとするとき、
多くの人がこう思います。

  • 行動すれば何とかなるはず
  • 本気でやれば結果は出る
  • 失敗するのは才能がないから

しかし実際の起業初期は、
想像していたよりもずっと地味で、苦しく、手応えがありません。

それはあなたがダメだからではありません。
起業初期には、誰でも必ずぶつかる「壁」が存在するからです。

この章では、
20代大学生が起業初期にほぼ例外なく直面する
5つの壁と、その正しい乗り越え方を解説します。


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壁①「行動しているのに、何も起きない」

起業初期、最初にぶつかる壁がこれです。

  • 投稿しても反応がない
  • サービスを作っても売れない
  • 頑張っているのに数字が動かない

この状態は、多くの大学生起業家を不安にします。

「自分、間違っているのでは?」
「才能がないのでは?」

しかし断言します。
この状態は正常です。

起業初期は、
行動=成果
にはなりません。

理由は単純で、

  • 認知がない
  • 信頼がない
  • 改善のデータが足りない

からです。

乗り越え方

  • 「成果」ではなく「行動量」を評価する
  • 数字が動かない前提で動く
  • 反応がない=失敗ではなく「素材集め」と考える

ここでやめる人が9割。
やめなかった人だけが次の壁へ進みます。


壁②「周囲との温度差に苦しくなる」

起業を考え始めると、
周囲とのズレを強く感じ始めます。

  • 友人は就活の話
  • 家族は安定の話
  • 自分だけ別の方向を見ている感覚

このとき、多くの人が孤独を感じます。

「誰にも分かってもらえない」
「一人だけ浮いている気がする」

しかしこれも、
起業初期には避けられない壁です。

なぜなら、
人は「自分が経験していない選択」を理解できないからです。

乗り越え方

  • 全員に理解されようとしない
  • 起業の話をする相手を選ぶ
  • 同じ挑戦をしている人とつながる

孤独は、
進んでいる証拠でもあります。


壁③「お金の不安が常に頭から離れない」

起業初期、
最もリアルで重たい壁がお金です。

  • 売上が立たない
  • 貯金が減る
  • 将来が見えない

20代大学生の場合、

  • 親の目が気になる
  • 周囲と比べて焦る

という心理も重なります。

この不安が強すぎると、
判断がブレ始めます。

  • 簡単に稼げる話に飛びつく
  • 本来やるべきことを避ける
  • 行動が止まる

乗り越え方

  • 生活費と事業費を分けて考える
  • 最低限の生活ラインを決める
  • 短期の収入源を「悪」と決めつけない

お金の不安は、
消すものではなく、管理するものです。


壁④「自分の選択が正しいのか分からなくなる」

起業初期は、
常に選択の連続です。

  • この方向で合っているのか
  • 別のやり方の方がいいのでは
  • 他の人はもっと早く成果を出している

このとき人は、
答えを探し始めます。

  • 成功者の発信を見漁る
  • 正解を教えてくれる人を探す

しかし、
起業に「正解」はありません。

あるのは、
自分で選び、修正していくプロセスだけです。

乗り越え方

  • 完璧な判断をしようとしない
  • 「仮決め→検証→修正」を前提に動く
  • 他人の成功を自分の正解にしない

迷っている時点で、
あなたはちゃんと考えています。


壁⑤「自分には向いていないのでは、と思い始める」

起業初期の終盤、
多くの人がここにたどり着きます。

  • 思ったよりしんどい
  • 成果が出ない期間が長い
  • モチベーションが続かない

そして、こう考えます。

「起業、向いてないのかも」

しかしこれは、
才能の問題ではありません。

ほとんどの場合、
「起業の現実」と「理想」のギャップに疲れているだけです。

乗り越え方

  • 起業=常に楽しい、という幻想を捨てる
  • 向いている/向いていないを早く決めない
  • 一時的にペースを落とすことを許す

向いていない人は、
ここまで悩みません。


20代大学生が知っておくべき大前提

起業初期にぶつかる壁は、

  • 避けられない
  • 失敗ではない
  • 成長のサイン

です。

多くの人が、
壁=撤退サインと誤解します。

しかし実際は、
壁を越えた人だけが、次の景色を見るのです。


まとめ|壁は「才能の有無」を示すものではない

起業初期に必ずぶつかる5つの壁は、

  1. 行動しても結果が出ない
  2. 周囲との温度差
  3. お金の不安
  4. 判断に迷う状態
  5. 向いていないのではという疑念

これらすべて、
起業を真剣にやっている証拠です。

重要なのは、
「ぶつからないこと」ではなく、
ぶつかったときにどう捉えるかです。

20代大学生のうちに、
この壁を経験し、乗り越える力を身につけることは、
起業だけでなく、
これからの人生の大きな財産になります。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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