SNSからビジネスを生み出す視点

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SNSからビジネスを生み出す視点

― フォロワー数よりも大切な「起業家の見方」 ―

「SNSで起業できると聞くけど、何をすればいいか分からない」
「フォロワーもいないし、自分には無理そう」

これは、20代学生が起業を考えたときに、ほぼ必ずぶつかる悩みです。
しかし結論から言うと、SNSは“有名な人のための場所”ではありません。

SNSは、

  • 人の悩み
  • 欲求
  • 行動
  • 感情

が、リアルタイムで可視化されている場所です。
起業家にとって、これほど優れた「市場観察ツール」は存在しません。

ここでは、
SNSを「発信ツール」ではなく
**「ビジネスのネタが生まれる場所」**として使うための
思考法と視点を詳しく解説します。

1. SNSは「集客の場」ではなく「悩みの集積地」

多くの学生は、SNSを
「フォロワーを増やす場所」
「バズる場所」
だと考えています。

しかし、起業初期の学生にとって、
フォロワー数はほぼ関係ありません。

本当に重要なのは、
人が何に悩み、何を求めているかです。

SNSには、

  • 愚痴
  • 質問
  • 不安
  • 迷い

が、毎日大量に流れています。

これらはすべて、
お金を払ってでも解決したい可能性のある悩みです。

2. バズっている投稿より「小さな声」に注目する

多くの学生は、
いいね数やリポスト数が多い投稿に目を向けがちです。

しかし、ビジネスの種は、
目立たない小さな声に隠れています。

  • コメント欄での素朴な質問
  • 何度も繰り返される同じ悩み
  • 共感だけで終わっている投稿

これらは、
「ニーズはあるが、まだ解決されていない」
サインです。

起業家は、
派手な投稿よりも、
未解決の違和感を探します。

3. SNSは「アンケートツール」として使う

SNSをビジネスに変える人は、
SNSを一方通行の発信には使いません。

  • 質問を投げる
  • 意見を聞く
  • 反応を見る

つまり、
無料の市場調査ツールとして使っています。

たとえば、

  • 「ここで一番つまずいたのはどこですか?」
  • 「これ、正直どう思いますか?」

こうした投稿をすると、
リアルな声が集まります。

この声こそが、
机上の空論ではない
生きたビジネスヒントです。

4. 「発信できない学生」ほどSNSは向いている

「自分には発信するネタがない」
と感じている学生ほど、
SNSでビジネスを生み出しやすい傾向があります。

なぜなら、
発信できない=初心者の目線を持っている
からです。

  • 何が分からないのか
  • どこで止まるのか
  • 何が怖いのか

この感覚は、
経験者になると失われがちです。

学生起業では、
「教える側」より
**「一緒に悩む側」**の視点の方が、
ビジネスにつながりやすいのです。

5. SNS×「翻訳」の視点を持つ

SNSには、
専門用語や断片的な情報が溢れています。

起業家は、
それをそのまま受け取るのではなく、
こう考えます。

「これ、初心者には分かりにくくないか?」

  • 難しい言葉を噛み砕く
  • 情報を整理する
  • 行動レベルに落とす

この「翻訳」の視点は、
学生起業と非常に相性が良いです。

新しいサービスを作らなくても、
分かりやすくまとめるだけで価値になります。

6. SNSで「売る」前に「困っている人」を見つける

多くの学生がやってしまう失敗は、
「何を売るか」から考えることです。

しかし、ビジネスの順番は逆です。

  1. 困っている人を見つける
  2. 何に困っているかを理解する
  3. 解決方法を考える

SNSは、
この①②を圧倒的に早く進められる場所です。

DMやコメントでのやり取りは、
そのまま顧客インタビューになります。

7. フォロワー0でもビジネスは生まれる

SNSでビジネスを生み出すのに、
フォロワー数は必須条件ではありません。

重要なのは、
たった一人の困っている人を見つけることです。

  • その人に話を聞く
  • その人の悩みを深掘りする
  • その人のために解決策を考える

これができれば、
ビジネスは成立します。

フォロワーが増えるのは、
その後で十分です。

8. SNSは「行動して初めて意味を持つ」

SNSを眺めているだけでは、
ビジネスは生まれません。

  • コメントする
  • 質問する
  • 意見を書く
  • 小さく発信する

この一歩を踏み出すことで、
SNSは
情報の海 → ビジネスの現場
に変わります。

失敗しても問題ありません。
SNSはやり直しが効く場所です。

まとめ:SNSは「市場そのもの」

SNSからビジネスを生み出せる人は、
特別な発信力や影響力を持っているわけではありません。

  • 人の悩みを見る
  • 小さな声に気づく
  • 質問し、反応を見る
  • 分かりにくさを疑う
  • 行動して確かめる

この視点を持っているだけです。

今日から、
「フォロワーを増やそう」と考えるのをやめて、
「この人、何に困っているんだろう?」
と一度だけ考えてみてください。

その視点が、
SNSをただの暇つぶしから
ビジネスが生まれる場所へ変える
最初の一歩になります。

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Author of this article

大学生の頃の自分は、「いつか何かやりたいな」と思いながらも、何をすればいいか分からず、正直モヤモヤしていました。そんなある日、地元の喫茶店でたまたま車屋の社長と出会ったことが、人生のきっかけになります。
「自分もやってみよう」と思い、21歳のときに車の仕入れと販売をスタート。実家の自分の部屋に電話線を引き、名刺を作り、今思えばかなり手探りで“起業っぽいこと”を始めました。
就活はせずに学生のまま起業を目指しましたが、現実はうまくいかず、卒業後はいったんフリーターに。それでも起業への気持ちは消えず、社会経験を積もうと広告代理店に就職しました。そこで学んだことを活かし、26歳で独立。広告代理店を立ち上げ、今は40代となり会社を経営しています。
このガイドは、昔の自分のように「何かしたいけど分からないことばかり」の学生に向けて作りました。完璧じゃなくていい。一歩踏み出すためのヒントを、ここで伝えていけたらと思っています。

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